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ロンドンの窓 (第3149回)

2020 1 13
獲得票数800万を超える記録的大勝となった台湾総統選挙。
投票前、NHKニュースに何度か出てきたフレーズに違和感いっぱいでした。

「中国が(習政権が)総統選挙の行方を固唾を呑んで見守っている。」

固唾を呑む:事の成り行きを案じ、息をこらすさま。

選挙前、軍事(台湾近海に艦隊派遣)、経済(台湾への渡航禁止)、外交(台湾と国交のある国に、断交を促す)のみならず、中国テレビに蔡英文候補が映ると画面を真っ黒にする、超露骨な選挙干渉。

これだけやりたい放題の妨害工作を「固唾を呑んで見守っていた」って、どう考えてもヘン。言葉の選択ミスか、中国への忖度か?

「今日の香港は明日の台湾」を訴え、74.9%という高い投票率、57.1%の獲得投票率で、まさに民進党の圧勝。
敗者は国民党ではなく、習政権だと言われた選挙でしたが、今度は「民進党は票を買収した」と批判。
困ったものです。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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