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ロンドンの窓 (第3146回)

2020 1 10
「住宅ローン 固定型急減」

昨日の日経記事です。「将来の金利上昇リスクは低いと判断し、固定型より金利の低い変動型を選ぶ人が多い」と書いてありました。

本当にそうでしょうか?

住宅ローンを借りる人は、一生に一度、初めて経験する人が大半。
貸す人は、日常業務の一環、毎日のように住宅ローンを扱っています。

「変動型を選ぶ人が多い」のではなく「選ばされている人が多い」のではないですか?

以前、為替予約を決定する立場にあったとき、私は時の相場が幾らであれ、将来予測がどうであれ、原則、すべて予約し、コスト、利益を確定していました。為替がプラスに動く利益期待より、リスク回避、コスト確定を優先した結果です。

株式相場など「まだはもう、もうはまだ」と言われます。
素人考え、休むに似たり。

専門家と呼ばれる人たちの為替、株式、金利の予測が、当たった試はほとんどありません。外れた場合は、後出しじゃんけん、立て板に水の説明、解説が出てきます。

固定のほうが変動より高いとはいえ、全体の金利水準は低いのです。
「将来の金利上昇リスクは低い」と安易に判断するのは、決して感心出来る行動とは思えません。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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