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ロンドンの窓 (第3144回)

2020 1 8
コンビニ経営は柔軟に。
経産省が、有識者会議「新たなコンビニのあり方検討会」をスタートしました。
24時間営業の見直し、休日取得を求める動きです。

24時間営業は、コンビニにとってビジネスモデルの根幹。
ここに手を付けるのは、外部の役人ではなく、コンビニ自身でなければなりません。

役人主導で事業の根幹に口出しするのを、なぜコンビニは黙っているのか? 
見渡せば、セブンイレブン鈴木さんのような生え抜き、創業者の血を受けた経営者がいないのですね。皆さん、サラリーマン社長、役人と対峙する気概が無いのかも。

城山三郎の代表作「官僚たちの夏」
高度経済成長を担った通産官僚を描いた1975年の作品ですが、何度読み返しても、この作品に登場する官僚が好きになれません。傲慢、不遜。あんた、何様?

最近ではスルガ銀行。
一時、金融庁は「地銀の星」と持て囃し絶賛し、スルガに続けと全国の地銀の尻を叩いていました。

GAFAなどIT巨人の脱税まがいの国際ビジネスを取り締まるため、ビッグデータを活用、国境を越えた税制を再構築する動きは、官僚にしかできません。大いに力を発揮して欲しい分野ですが、それとこれとは別。

民間事業の根幹であるビジネスモデルの再構築を求めるのは、役人の仕事とは違う気がするし、それが功を奏するとは到底思えません。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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