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ロンドンの窓 (第4430回)

2024 4 12
ドローン、電気自動車(EV)
この二つを組み合わせた地域貢献事業を千葉県勝浦市が模索。

山間部が多く、交通不便な場所もあるため、買い物難民支援や商店街活性化を目的に、オンラインで注文を受け、スタッフが商品を集め、空輸はドローン、陸送はEVで商品を配送するサービス事業の実証実験。

昨年度1200件の注文があったものの、採算が取れる見込み無し。実験中止。

年間1200件は12か月、30日で割ると、日に注文3件。
これではよほどの大口注文でなければ、どんな方法、システムも採算が取れるはずはなし。

人口15,000人と小規模な勝浦市ですが、それでも一日の注文3件はあまりに少なく、実験の周知徹底、注文方法の煩雑さ、配送サービスの不便さ、注文する商品が脆弱など、ドローンやEVとは無関係の何かが原因と考えるのが普通の発想。

あるいは「買い物難民」「買い物弱者」と市役所が定義づけている人たちが、実はアマゾンでさほど不自由なく買い物出来ている?

ドローンやEVの活用再検討、民営化移行といった発想に飛ぶ前に、日に3件しか注文が入らなかった事実を重く受け止め、そこからスタートし直すのが肝要かと。

注文の多くはリピーターでしょうから、市役所の実験に参加した市民はほんの少数だった可能性があります。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/
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