ロンドンの窓 （第4424回）

2024 4 4
「捜査に支障があるとして被疑者の認否を明らかにしない」
警察発表にしばしば現れるこのフレーズ。
どんな支障があるのか見当がつきませんが、捜査中なので仕方ないとも思います。

でも、検察の不起訴は起訴猶予ではないので、それは一件落着でしょ？
それでも不起訴の理由を明らかにしないケースがとても多いのは何故でしょう？
送検した警察の捜査が不十分だったためと説明したら警察のメンツが無くなるから？

小さな案件ですが、不起訴の理由が分からない事例がありました。

千葉県我孫子市議会選挙。
投票当日の朝刊折り込みチラシに交じって、選挙運動に使ったビラを配布。

明確な公職選挙法違反ですけど、なぜか不起訴。
それでも理由を述べない検察、いろいろ推測してしまいますね。

一番目の推測：候補者が大差落選。武士の情けで不起訴、理由説明なし。
二番目の推測：ビラ配布はほんの数枚。大勢に影響なし。
三番目の推測：ビラ配布は新聞販売店の勝手な行動。候補者は知らず。

どうでも良いことですが、こんな想像も面白いのでは？
たぶん一番目の推測が当たっていると思います。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/