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ロンドンの窓 (第3204回)

2020 3 20
電子マネーはSuicaしか持っていない我が身、セブン・イレブンの新しい試みは残念ながら蚊帳の外。

消費期限が迫ったおにぎりや弁当を、5%引きで販売するそうですが、ケーズデンキのような現金値引きではなく、nanaco使用に限りポイントを5%付けるのだとか。

この取り組みは「倫理的」を意味する「エシカル・プロジェクト」と呼ぶそうです。食品ロスを少しでも減らす取り組みなので、文句のつけようはありません。

それはそうなのですが、どうせやるなら現金値引きして欲しいですよね。

転んでもタダでは起きないのが商いの極意、nanaco利用を促し、顧客を囲い込む作戦。
ポイントが増えても、次回使うのはやっぱりセブン店内。

5%還元でも商品を売り切れば、店側に利益は増えることが実証試験で確認されたと言っていますが、もともと、おにぎりや弁当の利益率って5%以上あったでしょ。5%引いても、売れ残り廃棄より完売のほうが利益は出る、試験するまでもなく分かっていました。

価格破壊につながりかねない値引きに断固反対、消極的だったセブンが、世界の食品ロス悪玉論に抗しきれず、少しだけ倫理的になったので、敢えて「エシカル・プロジェクト」と命名したわけで、自分で自分をほめているネーミングです。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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