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ロンドンの窓 (第4417回)

2024 3 27
経済学の基本がわかっていれば、こんなことは思わないのでしょうけれど…

7年ぶりでしたっけ?日銀がマイナス金利を撤廃しました。
銀行が日銀に預けているお金の一部に、-0.1%の金利が付いていて、銀行は預金の利子を貰う代わりに、お金を預けた経費を払っていたわけです。

マイナス金利撤廃でこれが無くなり、日銀に預けているお金すべてに+0.1%の金利が付くようになりました。

今まで払っていた経費はゼロ、さらに預金全額に利子が付く。銀行にとっては収入増。濡れ手に粟の利子収入です。

ならば、民間に貸し出すお金の金利を下げる(濡れ手に粟分を顧客に還元)しても良さそうなのに「日銀が金利をあげたから、それ以上に民間への貸出金利を上げます」って、どこか理屈に合わないような。

元々が+金利だったなら「日銀が金利を上げたから、銀行が民間に貸し出す金利も上がります」という説明も分かるのですが、マイナス金利で経費増だった銀行が、経費ゼロになったうえ、濡れ手に粟の利子収入が増えたのに「貸出金利は上がります」。

経済学の理屈では間違っていないのでしょうけれど、なんだか、どこか、少しヘンな気になりません?

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/
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