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ロンドンの窓 (第4403回)

2024 3 8
スーパーで最近気になるのは「値下げ」が増えていること。
今朝のテレビでも各地スーパーの値下げが取り上げられていました。
買い物に来ている年配女性のインタビューは定番「お財布に優しいのは嬉しい」

総論賛成、各論反対。
デフレからの脱却(総論)には賛成でも、地元スーパーの値上げ(各論)には反対。
気持ちは分かりますが、これでは駄目だな~と思わないでもありません。

値下げによる集客効果って、あまりに当たり前、旧態依然、思考停止ですよ。
超短期の戦略ではなく、もっと頭を使った集客効果を考えられないものでしょうか?

値下げ余力があるなら、従業員還元が先。
そのうえで、還元分の知恵を従業員に求めると、案外と面白い提案が出てきそう。
効率化により値下げ余力が出たと胸を張るなら、下請けやメーカー、配達業者にしわ寄せしたのではない、純粋な効率化の結果である点をオープンにしてはいかがでしょう?

マックは値上げしても客足は落ちず、むしろ値上げ効果で利益率を上げています。
マックは別というのは簡単ですが、ブランド戦略を長年続けてきた結果なのだと素直に評価し、安直な値下げで客を呼び込む消耗戦略からは、そろそろ日本企業全体で脱皮すべき時だと思います。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/
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