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ロンドンの窓 (第3119回)

2019 12 6
「印象派からその先へ」(三菱一号館美術館)
https://mimt.jp/ygc/

どうして観客がこんな少ないの? 素敵な絵画がいっぱい。観ないともったいないです。1月20日まで。

コローの絵は、人物も、風景も、貧しさが漂い、ピサロ・シスレーで貧しさ半減、ルノワールになり貧しさゼロ、モネに至って貧しさに代わり、まぶしさ満載。
巧みな展示配列のお陰で、こんな楽しみも満喫できます。

ピカソの絵は、解説を読んでも理解不能ですが、シャガールの魅力は、解説を読むと深まります。最晩年92歳の大作、恐れ入りました。

1点あったルソー「工場のある町」
下手な絵描きとは万人が認めるところですが、どうしてこれほどインパクトがあるの?天然は天才に勝ると誰かが言っていましたが、まさにその通り。

ユトリロ2点は部屋に飾りたくなる絵です。
ミレー「バター作りの女」は背景描写が見事。
モネ「テムズ河のチャリングクロス橋」「睡蓮」は長く足を止める価値あり。

展覧会人気がイマイチなのは、広告ポスターのせいかも。
ルノワールが描いた少女の肖像を使っているのですが、この絵はパステルと紙。オリジナルを見ても油絵のインパクトはなく、ポスターもガツンと訴える力が足りないような。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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