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ロンドンの窓 (第3401回)

2020 10 28
明治大学の調査。
受験期(11月)は、中3で7割以上、高3で8割以上の生徒が運動不足。
受験期前(6月)と比べた運動時間の減少を調べ、勉強時間の増加や部活引退が原因と分析しています。

この記事(日経、10月26日)、何の疑問もなくサラリと読みました。
受験勉強や部活引退で、運動不足は当然と思ったからです。

でも、この調査、よく考えると、我々が陥りがちな話の展開になっていません?

そもそも6月の生徒は「運動不足」ではない?
スマホやゲームに夢中な生徒が多いのに...
何時間、どんな運動をすれば「運動十分」なの?
そんな定義は無いですよ。

運動大好き生徒もいれば、運動より読書、図書館という生徒もいます。
甲子園やインターハイを目指し走り回っていた部員、名前だけの幽霊部員、いろいろいます。

彼らをひとまとめにして合計や平均を出し、なにを知ろうとしたのでしょう?

「受験期は運動不足である」という結論ありきの調査、ちょっと気になります。

とは言え「6月より11月の運動量は少ない」では、せっかくの調査もワンフレーズのインパクトに欠けた、締まりがない分析になりますね。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


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