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ロンドンの窓 (第3686回)

2021 9 21
「働く高齢者 4人に1人」
「働く」定義は、正規雇用でなくとも、シルバー人材登録もパートもバイトも含めた数字。内職も含まれるかも。

敬老の日を前に、厚労省が発表した人口推計を受け、新聞各紙がほぼ同じ表現で記事にしています。高齢者雇用は不十分といったニュアンスが行間にアリアリ。

私の身近にいる高齢者は元気印が多く、4人に1人どころか、もっと大勢が働いているので、イマイチ記事が腑に落ちません。
ホントに4人に1人しか働いてないのかな~

何度か読み直してハタと気づきました。

働く高齢者は906万人、65歳以上の高齢者は3640万人。
たしかに4人に1人ですが、これってオカシナ計算では?

現在、企業に就労機会の努力義務を課しているのは65歳~70歳までの高齢者です。この世代の何人が働いているかをチェックするなら分かりますが、100歳以上の86,510人も含んだ「65歳以上全員」を分母に計算するって、なんだかヘン。

統計は使い方ひとつで敵にも味方にもなりますね。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/
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