SSブログ

ロンドンの窓 (第3179回)

2020 2 18
日銀が発行する年間の1万円札は前年比8%減の9.2億枚。
キャッシュレス決済が高額支払いにも広がったことが発行枚数減少の原因。

一方、5千円札は枚数こそ3.2億枚だが、前年比33%増。
人手不足で飲食店などが省人化のため券売機を増やしていることが原因。

すんなり納得できそうな説明ですが、ちょっとクイズ。

キャッシュレス決済で高額の買い物をクレジットカードで支払ったら、1万円札だけでなく5千円札も使いませんよね。1万円札も5千円札も利用0。

券売機で5千円札が釣銭に出てくるということは、1万円札を投入しているということですよね。1万円札も5千円札も利用1。

キャッシュレス決済や券売機の釣銭という解説で、1万円札は減り、5千円札は増える説明になっているのかな?

答え:
立派に説明になっているのです。
11万5千円の買い物をカードで。11枚の1万円札と1枚の5千円札が不要に。
カードで高額商品を支払えば、1万円札の需要は大幅に減ります。

券売機はこの10年で倍増。券売機には必ず5千円札を入れますから、券売機が増えれば5千円札の需要は増えます。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/y-okada/


nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0